アフィリエイトの資産価値 July 26, 2006
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いまやアフィリエイトは一般的になった。 やたら稼ぐ人が出て来る一方で、大半の人は鳴かず飛ばずであることも良く知られている。 何を隠そう現時点の「うるめねっと」も大雑把に分ければ鳴かず飛ばず派だ。

そこで、月1000円くらい稼ぐありがちなアフィリエイト収入を資産価値の観点で計測してみた。 まず、アフィリエイトの資産としての定性的な特徴を整理しよう。

  • リスクは回収リスクのみ。A8やLinkShareなどが倒産すると儲けが払われない可能性はある
  • 金銭的な投資はない。有料ASPなどに投資する余地はある
  • 収益はコンテンツという無形資産から発生する。
  • コンテンツは労働力投資によって形成される。

さしあたり労働力投資を度外視すると、コンテンツという資産は月1000円の利子を得る金融資産と同じとみなすことができる。 そこで年間12000円の利子を生む資産価格を求めることでアフィリエイトの価値を算出することができるだろう。

いまは異常な低金利なので、大口定期1年物の平均利子率が0.15%弱らしい。ためしにこのレートを使ってみると、 12000÷0.15%=800万円 となる。つまり800万円を定期預金したのと同じ効果がある。0.15%という状況がいつまでも続くとは思えないので、ついでに利子率1%で計算してみる。 12000÷1%=120万円 利子率はあまり厳密に考えても仕方がないのだが「月1000円のアフィリエイト収入は数百万円くらいの資産価値はありそうだ」という見通しが立った。

ここで、先ほど度外視した労働投資の視点を考える。 すると話は180度変わってきて「月1000円の仕事をしますか?」ということになる。 つまり、実態としては最安値のバイト2時間に余裕で負ける収入であることに変わりはない。

よって、最終的に「労働の質をどう考えるかが決め手」という結論になる。 たとえばブログを書くのが趣味で「アフィリエイトなんてなくてもブログを書かずにはいられない」という人は限りなく純粋な金融資産に近いモデルになるし、「あくまでも儲けあってのブログ」と考えるのであれば、最低賃金コースを歩むことになる。 現実解はこの両極端の中間地点のどこかにあって、気分しだいで着地する場所は大きく違うということだ。

ここから得られる教訓は、どうせやるなら楽しんでやろうぜ、ということなのだ。 行き詰まった思考で小遣い稼ぎにアフィリエイトやるというのは投資モデルとしても成立しないことが分かった。

僕自身は、経営力を鍛えるための勉強、リスクフリーの収入源、実力評価の指標、社会への貢献など、無形のプラス効果をかなり評価していて、総論としては「非常に面白い」と感じている。 実感としては本当に数百万円級の資産を持った気分なのだ。

世の中、何もしなければ得られないものというのが沢山ある。差し引き1000円の中に何を見るかで行動が分かれる。 この見方の違いこそ、まさにメンタルモデルの問題だ。

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