社長!税務調査はこうして乗り切れ—最短日数で修正・追徴なし!

2007年10月2日(Tuesday) 07:20am
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そば屋はなぜ領収書を出したがらないのか?』と同じ元国税調査官の著者が税務調査の実情を語る。こういう本の重要性は『そば屋はなぜ〜』の書評で書いた通り、教科書的知識で決して埋まらないノウハウを得られる点にある。
『社長!税務調査はこうして乗り切れ―最短日数で修正・追徴なし!』
大村 大次郎



この本のテーマは税務調査で、この領域も本になった情報は少ない。
読者である起業家の関心事は「いたくもない腹を探られないよう公正さを立証するためには、どういう経理をすればよいのか?」に尽きる。

この本では調査官によってケースバイケースとなる、ということも書かれているが、だからこそ納税者の権利とは何かを主張できるようになる必要がある。

たとえば、調査官は国税庁の通達に沿ってとりたてに来ようとするが、通達自体が違法であるケースもある。このような違法な通達に限らず調査官が強弁しているようなパターンは、事前に知っておいていざというときにはきちんと主張しなければ取られ放題になってしまう。

このことは日々の経理書類の整備にまで及ぶ。
いざというとき主張するためには、立証に役立つ書類を極力そろえておくことが何より重要だからだ。
とくに読んでいて目からウロコだったのは、確定申告の際に添付してはいけない書類などない、という点だった。グレーになりがちな点は先回りして参考資料を添付しておいて、調査官がその説明に納得できれば税務調査自体が不要というケースもあるらしい。
これは早速今年の確定申告から取り組んでみようという気になった。

全体を通して言えることは、クリアーな経理は納税者と税務署の両者にとってコスト削減の利益がある、ということだ。
そのために、どこが争点となりやすいのかを知っておくことが是非とも必要だと言える。

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