仕事は学がものをいう February 17, 2009
スキルアップ関係の本というと表面的なTipsを追ったものが多いが、仕事の質と効率をより左右するのはベースとなる”学”だと思う。
学といっても学歴と直接関係があるわけではなく、仕事に関係する実学系の知識のことだ。 具体的には、法律(とくに民法、税法)、会計、英語、統計、ディベート、プロジェクトマネジメントなどの知識レベルが総合的に高ければ、おおむねどんな仕事でもこなせる。 また、学問として確立していないがインフォグラフィクス分野も資料の重要性が高まった現代では貴重な知識となる。
大企業であれば、上に挙げたそれぞれの分野の専門家がいるが、現場の各メンバーが知識を持っていた方が処理を分散できるから仕事が早い。 また、妙な案件が飛び込んできたときに、異常に気づけるかどうかもこれらの”学”にかかっている。
起業しようとなれば、さらに問題は切実になる。 カネがないから頼る人もいない。 すべて自分でさばかないといけない。 つまり、将来独立の選択肢を視野に入れている人はあらかじめ数年計画で知識を身につけておく必要がある。
このような知識は仕事とは独立して学ぶべきもので、しょせん学生時代のカリキュラムにはおさまらないから、仕事のかたわらで専門書などを地道に読んで体系的に学ぶものだ。 じっさいにはこのような努力をする人はごく少数で、大半の人は形式的な仕事の枠から出ることができていない。
国がどんどん成長して企業が形式的な仕事を次々と生み出せた20世紀ならそれでも乗り切れたと思うが、市場そのものがシュリンクするこれからの社会では単能人間は生きていけないだろう。